ユビキタス
誰が言っていたんだっけ?
スティーブ・ジョブズの最大の功績は、ポケットに入るコンピュータを、電話だと騙して普及させたことだって。
今のスマホ、もちろんiPhoneを含むスマホは、三昔前くらいのスーパーコンピュータの処理能力に匹敵するだろう。
昨年あたりから思っていた。
板の形をした電話機能付コンピュータは、大画面化も行き着くところまで行ってしまい、あとは細かい機能・性能のマイナーチェンジになるだろう。
次は、一旦はウェラブル端末の時代になるだろうが、そのあとは、人々がコンピュータだと感じないコンピュータで世界中が溢れる時代になるだろう。
「ユビキタス」という言葉は、いつの間にか使われなくなってしまったが、本当のユビキタスは、人々が意識しない領域にコンピュータが浸透していくことだと思う。
時に家電の形をして。車の形をして。衣服の形をして。
建築物や道路などの構造物の素材の一部となるものもあるだろう。
これも誰かが言っていた。
これらの数億から数十億のデバイスの通信を捌くには、5Gのネットワークが必要だと。
速度だけでなく、途切れない信頼性も必要だと。
社会インフラになる以上、切れました、途切れましたでは済まされない。
そんな時代は、そんなに先ではない。
あと10年もすればやってくる。
楽しみだ。