サヨウナラ「実質0円」

前回、スマホタブレットを、iOSからAndroidに乗り換えた話を書きましたが、実は回線もMNO(大手キャリア)からMVNOの某社に乗り換えました。

 

正確に言うと、3~4年前、「格安スマホ」が話題になる前、まだ黎明期で事業者数も少なかった頃から、3社ほどのMVNOの回線を使ったことがあります。

自分は少々、アーリー・アダプタ的なところがあるのかもしれません。

 

ここ数年は、総合的に考えて、大手キャリアの回線を使っていたのですが、元に戻ったということです。

 

大手キャリアが得意の「実質0円」。

誰が考えたのでしょうか?

S社の方が考えたのか、または、S社の方が米国あたりから輸入した仕組みなのか。

 

日本人は、タダとか、お得とかいうキャッチフレーズに弱いんですかね。

 

少し冷静に考えればわかることですが、スマホのような高価な商品を、0円で販売できるはずがありません。

多額の開発費や製造費がかかっているのです。

また、キャリアは、通信インフラの増設、保守やユーザサポートなど、大変コストのかかるビジネスです。

 

では、何故「実質0円」で販売できるのでしょうか?

仕組みは簡単です。

 

あらかじめ設定してあるパケット定額料が極めて高額なので、月々割(毎月割)を差し引いても充分に収益が出るようにしてある。

 

ただそれだけのことですよね。

 

イニシャルで数万円のコストを払うとなると価格に敏感になるのに、毎月数千円づつ取られていくぶんにはあまり気にしないユーザが多いというのも不思議なもんですね。

 

自分は、今後は、余程のメリットが出てこない限りは、MNOには戻らないと思います。

そうそう、NTT東西の光回線卸販売に伴って始まった、固定回線と移動体通信回線のセット割については、また今度、気が向いたら書こうと思いますが、自分は使うつもりはありません。

 

サヨウナラ「実質0円」